2024年12月24日
介護施設でのご利用 羽毛 肌掛け

年末、当店の主力である、木綿布団の仕立ては、本日最終日です。
やっと、少し落ち着いてきました。
羽毛肌掛けについて記事をアップします、とアナウンスしていましたがなかなかできず、
遅くなり申し訳ありません。
当店で扱っている、日本製、綿100%(60サテン)生地、ダック85-5 400gの羽毛肌掛です。

羽毛肌掛けといえば、ポリエステル生地、ウオッシャブルで、200g程度の羽毛を充填しているものを暑い季節にはよく見かけると思いますが、当店では特に扱っておりません。
300gとか400gの羽毛肌掛けなんて、生地を掛けているだけの感覚で、何が良いのだろう?
と思っていたこともありましたが、これが丁度良いのだな!と感じたのは、ある方の療養での出来事からです。とにかく、軽さを要求されたので、羽毛掛ふとんにしたのですが、羽毛本掛け1400gでは、かさ高がうっとうしいようです。少し、薄手にしようと、800g程度の合い掛を試したものの、本掛けと変わらず、重さや、うっとうしさを感じるようでした。最後に、300g〜400gの肌掛けにすると、やっと、心地が良いとのことでした。
施設では、一年中温度管理をされていて(場合もある)、ほぼ、これ一枚での生活、ただ物足りないときがどうしてもあるようで、その時は、軽い純毛カシミヤ毛布を、内にしたり、外にしたりで調整して、その2枚で十分のようでした。
ウオッシャブルのように、家庭での洗濯はできないので、どうしても洗濯が必要ならば、クリーニングに出す必要があります。

400g程度だと、良質の85-15のダックダウンで十分かと思います。良質なものだと、Sフェザーの芯の様な感触も無く、少ないながらもフワっとしています。カバーを付けるとはいえ、やはり、綿100%60サテンの感触、柔らかさは、いいですね。


と、こんな感じです。
自分が使っているふとんですが、重くなければ寝た気がしない、という人間で、6枚通りのもめんふとんを一年中使っており、冬になれば最大ボリュームの合わせ毛布を上に掛けて使っています。羽毛を使ったこともありますが、軽すぎてダメでしたね。しかし、いずれ、高齢でそうなるのか、病気などで身体がそれを要求してくるのか、軽くなければならない、そんな時期も来るかと思い参考にしたいと思います。
では、良いお年を!